【レポート】ハタラキカタソニック2020 基調講演

イベントレポート

みなさんこんにちは!
ハタラキカタソニックスタッフのebersonです。
正月休み明け、みなさんスムーズに仕事へと戻れていますでしょうか?
僕自身は忘年会や新年会など正月らしいことがないままに年明けを迎えたような感じで、今までとは違うお正月を経験しました。
さてさて、2021年はどんな年になりますでしょうか。
変化を楽しみながら、自分自身も成長していきたいなと思います。

今回は昨年に開催しました、ハタラキカタソニック20202~「それ」が繋がりやないか~の基調講演についてレポートしていきたいと思います。

 

基調講演でどんな話がしたかったのか

まずは、2020のイベントを企画するにあたって、全体を貫くテーマでもある「繋がり」ということを柱に設定しました。
また、今年は新型コロナウイルスの影響が私達のハタラキカタに大きな変化を与えたこともあり、今までの「繋がり」とこれからの「繋がり」について考える場を作ろうということを考えました。
そして副題、「さぁ、これからの繋がりの話をしよう」がうまれました。
あくまでもオリジナルですよ、ホントにホントに(笑)

では、そんなテーマを誰に話してもらうのか。
立教大学の中原先生と神戸大学の服部先生のお二人にお願いをしようということはすぐに決まりましたし、お声がけに対してはご快諾いただけました。
先生方には本当に感謝しかありません。ありがとうございました!

そして、学術的なお話だけではなく、現場の実情や経験から両先生方へ疑問や課題をぶつけていくという役に、代表の今井とともに私もモデレーターという大役を務めさせていただきました。

今回この大役を務めるにあたり、基調講演の企画段階から関わっていた私には基調講演に込めたい思いがありました。
私の中では、ハタソニ2020、そして基調講演は対コロナ戦のハーフタイムになるのではないかと考えていました。
※すいません、私重度のフットボールジャンキーでございまして、何かとつけてサッカーというスポーツに関連させてものを考える癖みたいなものがあります。
この先少しお付き合いください(笑)

サッカーというスポーツには前半戦と後半戦の間に15分間ほど休憩を含めた作戦を練る時間が与えられています。
そこでは、自分たちの前半戦の戦いや相手の戦術を分析し、後半戦にどのような戦い方をするべきか、整理し実行するための準備をしています。
それがどう今回の基調講演と繋がるのか。

日本では2月の中旬ごろから新型コロナウイルスの感染者が国内でも増加し始め、4月7日には全国に緊急事態宣言が発令されました。
それに伴い、テレワークの導入や一斉休業など、それぞれのハタラキカタには大きな変化が起こりました。どのようにすれば感染するのか、どうすれば防げるのか、それが自分たちの仕事にはどのような影響を与えるのか、新しい環境に適応するためにはどのようなスキルを新たに身につける必要があるのか。
誰にも確かなことは何もわからない中で、それぞれがその場その場で最適な術を考え、実行し、その結果から学び、また最適な術を考え、実行するというサイクルをもの凄いスピードで回し、共有しながらなんとか致命的な間違いを起こさぬように凌いできました。

しかし、当初考えていたよりも、どうやらこのコロナの影響は長引きそうである。
長期戦になるのであれば、ここらで一度、実際に現場では何が起きていて、その根本的な要因はなんであるのか、そしてそれはどのように対処する必要があるのか、これから私たちはどんなスキルやマインドをセットしていく必要があるのかを、整理し、みんなで考えてみる時間が必要なのではないでしょうか。
幸いにも、私たちには国内有数の分析官、中原先生と服部先生が加わってくれるのです。

だからこそ、ただ一方的に講義を受けるという形ではなく、参加いただいている皆様からの疑問やご意見などを募り、それをテーマに先生方にディスカッションしていただくという、基調ラジオトークセッションという形式を目指しました。
ハタソニがこれまで大事にしてきたLive感やフェス感を観ている方に感じて頂きたいという思いが先生方や皆様に伝わることで、何とも言えない空間を作り出すことができたのではないかと感じています。

どんな話が展開されたのか

まずは3つのトークテーマを設定し、それぞれについて一つづつ参加している方全員へアンケートを実施することにしました。
トークテーマとそれぞれの質問については以下の通りです。

1.いま抱えている違和感の正体 Q.  モデレーターの話に共感できる

一つ目のテーマでは、テレワークや自宅での勤務が長期化するにつれて、リアルで培ってきた信頼の貯金を切り崩してきていることや、そもそもコミュニケーションにおける3つのポイント、①気配 ②すき間 ③祭り についてはオンラインで掴みづらいことなど、私たちが日々働く中で感じていた違和感について言語化してくださりました。
また、冒頭の私の話にアンケートでは97%もの方が共感して下さり、いま抱えているこの違和感やモヤモヤはもはや社会課題なんだという共通認識を持てたことはこの後の議論の発展にも繋がりました。

2.これからのマネジメントにできることー制度から考える Q.  自社の制度や体制は新型コロナによって大きく変更されましたか?

二つ目のテーマではこれからのマネジメントについて、組織や制度の面から何ができるのかについて迫りました。
アンケートでは、67%と半数を超える組織で体制や制度に変更があったとの回答でした。
しかし、それがどういった企業の意思決定の元に行われている変更であるのか、現場と経営陣の乖離や、テレワークが可能な部署とそうでない部署の対立など、極めてひとくくりにできない実情、まだらな状況が多くの企業や組織にあるのではないかということから、全社一律のマネジメントではなく、個々の組織や個人に合わせた制度が求められているという点が強調されました。
また、人事として現場の対応に追われていた私からすると、コロナというリスクをどの程度の影響なのか、見立てを全ての社員と共有することの大事さ、そしてその見立てに合わせた現場での対応策を実行することの重要性について学ぶ時間となりました。

3.これからのマネジメントにできることー関わり方を考える Q.  コロナ下になって、以前に比べてコミュニケーションが難しいと感じる

最後3つ目のテーマでは、個々人の関わり方はどのように変化してく必要があるのか、その際に求められる意識やスキルについて考える時間となりました。
まず、冒頭のアンケートでは約半数づつに回答が分かれ、中原先生からは設定している質問が愚問であったとのご指摘もいただきました(実際その意図もありましたが…)
コロナ過になって初めてコミュニケーションが難しくなったわけではなく、そもそもコミュニケーションとは難しいものである。
全てをオンラインやコロナのせいにするのではなく、従来から上手くできていた組織は対応ができているし、今対応が難しいと感じている組織はそもそも問題を先送りにしてきていただけだったのではないかと、自分自身にも耳の痛い話が多くありました。

最後は視聴者の皆さまからのQ&Aのコーナーもあり、多くの方からご質問やご意見を先生方へ頂戴しました。
この場を借りて改めて御礼を申し上げます。

基調講演を終えて感じることは

最後に、今回のオンラインという形式の中で実施した基調講演(ラジオトークセッション)をやってみた感想や、参加して下さった皆さまから頂いたご意見などについてご紹介したいと思います。

・文句なしによかったです。大変期待していましたが、それ以上の本音トークで 本当に楽しませてもらいました。

・オンラインでLive感がでるのかなと思っていたけど、中原先生と服部先生が積極的にYouTubeへコメントを投げてくれ、参加しやすくなった。自分のコメントを拾ってもらえると、その場に参加してる気持ちになり、会場でただ聞いているよりも参加感やLive感を感じれた!

これ以外にも多くのお褒めの言葉を頂いております。
半面、様々なご指摘も頂いております。本当に貴重なご意見をありがとうございます。
私自身が一番反省していることは、シンプルに自分が楽しみすぎたなという点です。
先生お二人とのディスカッションを楽しみすぎ、お二方の掛け合いやお話をもっと引き出すべきだったなと反省しております。
ただ、それも含めてハタソニらしさというか、お祭り、フェスとしてのハタソニのオープニングを飾るには非常にふさわしい内容であったのではないかと思います。
ただ見ているだけではなくて、そこに前のめりに参加していく。
会の中で中原先生が仰っていたことを視聴してくれているみなさまが実践して下さり、YouTubeやSlidoが非常に盛り上がりました!
ハタソニがやるオンラインイベントの骨格が定まったような、そんな基調講演となりました。

ご登壇いただきました、中原先生、服部先生、ご参加くださった皆様、素晴らしい空間づくりにご参加ありがとうございました!
議論の内容については、ぜひグラフィックレコーディング(こちら)をご確認ください。

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